概略:市場株価法、類似上場会社法、DCF法
詳細:市場株価方式では1ヶ月、3ヶ月及び6ヶ月の終値出来高加重平均株価により株式価値を評価し1株あたりの株式価値を250円から271円、類似上場会社法では対象者と業務内容、企業規模、収益状況等が類似している上場会社のEBIT倍率、EBITDA倍率を求めその比較を通じて対象者の株式価値を評価し、1株当たりの株式価値を126円から243円と算定した。
DCF法では対象者が将来獲得することを期待されるキャッシュフローを一定の割引率で現在価値に割り引くことによって株式価値を評価し1株当たりの株式価値を266円から367円と算定した。
市場株価法及び類似上場会社法はその評価額に客観性を反映できる事、DCF法に関しては、対象者の将来におけるキャッシュフローを勘案して評価できる手法である事、また本取引は上場廃止を企図したものであり既存株主への影響が大きいことや、対象者による本公開買付けに対する賛同の可否及び本公開買付けの見通し並びに対象者の財務状況等も勘案し、既存株主に対してプレミアムを付加した買付価格を提示することが相当であると判断し協議・交渉の結果360円を買付価格と決定した。 |