企業評価,株式評価

2009/08/20

概要：市場株価法、DCF法
詳細：各評価方法によるガリバー株式1株あたりの株式価値を1とした場合の評価レンジは以下のとおり。

-いちよし証券による評価-
　市場株価法、0.691-0.790
　DCF法、0.740-0.845
-大和総研による評価-
　市場株価法、0.669-0.811
　DCF法、0.706-0.976

DCF法による算定の基礎となる利益計画には、大幅な増益を見込んでいる事業年度がある。これはガリバーについては、一般消費者に対する中古車の小売事業の強化に取り組んでいる事により、小売台数の増加に伴う利益の向上が期待できる可能性を織り込んでいるためで、ガリバーが公表している平成22年2月期の業績予想と比較して平成23年2月期の利益計画が大幅な増益となる想定をしている。
ジー･トレについてはコスト削減等による効率性の改善により利益の向上が期待できる可能性を利益計画に織り込んだためで、ジー･トレが公表している平成22年2月期の業績予想と比較して平成23年2月期の利益計画が、またその平成23年2月期と比較して平成24年2月期の利益計画が大幅な増益となる想定をしている。

各機関からの算定結果に基づき慎重に検討を重ね、且つ、ジー･トレの完全子会社化を目的とした一連の取引におけるジー･トレの株主の公平性等を考慮した上で両社で交渉･協議を重ねた結果、株式交換比率はガリバーインターナショナル(完全親会社)1：ジー･トレーディング(完全子会社)0.75とした。